数珠作りに適した石
- 2018/06/29
- 09:08

アクセサリーショップなどからも「数珠作りは難しいからね」と修理の依頼があっても断るケースがあるようです。 数珠作りが難しいのは作り方がわからないという人もいます。 アクセサリーショップの方でも作れる方法あります。テグスや木綿糸などを通す方法なので時間がある方は作り方のページをご確認してください。 当社に持ち込まれる石の中に穴が小さくて数珠作りをお断りすることがあります。 数珠用の玉は特殊な穴開け方をし...
数珠の中糸
- 2018/06/28
- 13:57

本式数珠や略式数珠の主玉を通している糸は中糸(なかいと)といいます。 観音様にあたり、主玉を通しつなぐことにより幸せの輪を作ると言います。 中糸には3,4,5号とあり、号数が小さいほうが太くなります。 3号は男性用略式数珠、4号は女性用略式数珠、男性用本式数珠、5号は女性用本式数珠に使います。 上記はあくまでも目安なので、主玉の穴が小さいときは細い中糸をお使いください。 中糸は数珠用に作られた化繊糸なので少し伸...
紐房の数珠
- 2018/06/27
- 09:29

紐房は机に置いたときに結び目が上に向くように作ります。 斜めになっているときは、最初が違っているときがあります。 2色以上の紐を混ぜて編むときは、中央は淡い色、脇を濃い色を使います。 角四つだたみで編みます。網目を握った時に固く、揃っていれば大丈夫です。 【数珠教室、体験講座、ワークショップ】6月30,7月1日 名古屋クリエーターズマーケット J-57月7,8日 ハンドメイドジャパン 東京ビックサイトD-127月14,15日...
数珠の名称
- 2018/06/26
- 09:53

親玉は書籍によっては母珠とも言われています。 宗派にもよりますが、お釈迦様または阿弥陀様だったりします。 本式のときは、浄名(じょうみょう)というものがつきます。浄明とも書くときがあります。 お釈迦様の後継者で、弥勒(弥勒菩薩)さまにあたります。 略式ではボサと呼んでいます。 主玉は本式では一つ一つ仏や菩薩の名前が付けられています。 ワークショップではこれはお釈迦様、これは菩薩様と説明しています。 糸は神と...
数珠の作り方
- 2018/06/25
- 14:49

お陰様でハンドクラフトフェア終わりました。 名古屋の方が多かったので色々と勉強になりました。 お葬式は水晶と白い房、法事は紫の房。若い人はピンクの房でもいいようなので、ローズクオーツ、ピンク房で数珠を作られた方が多かったです。 ピンクの房は、ピンク、灰桜、珊瑚房があります。 若い方は名古屋に数珠のルールがあることを知らない方も多かったので、今週末のクリエーターズマーケットでも伝えていければいいなと感じ...
数珠のワークショップで使うテグス
- 2018/06/21
- 09:55

明日から名古屋でワークショップ。ワークショップでは誰でも作れる方法ですので、初心者でも参加できます。 ここで通している紐について質問がありました。 釣り糸用の「スーパーロン」10号を使っています。 釣り糸なのでぎゅうぎゅう引っ張っても切れません。 また糸触りというかざらざらしていません。 ネットでも購入できるようです。男性はもう少し太いものの方がいいかもしれません。 【数珠教室、体験講座、ワークショップ】...
数珠のワークショップ
- 2018/06/20
- 09:56

今週末から七月中旬まで数珠のワークショップの為週末はお休みいたします。 よく聞かれることは数珠の決まりについて。 玉数とか配置など。 最近は略式のものを求められることが多く、手の大きさに合わせて作ります。 玉数は、8ミリなら33個にしてくださいと言います。計算すると26~27センチくらいになるのが丁度いいサイズなのこの数になります。 房の色や玉もなんでもいいのですが、個人的にはあまり派手なものはおすすめしてい...
さくらんぼのような房
- 2018/06/19
- 08:42

お陰様で無事に買い付け終わりました。次は名古屋でワークショップです。 かがり梵天や梵天房は見た感じ作れるかなぁと思われがちですが実は職人ではないと難しいです。 上についている軸の部分は数百本くらいの糸を編んでいます。 そこに房を付けるため素人では難しいのです。 ホームページにはかがり梵天付房と書いてありますが、わかりにくいというご指摘いただきました。 さくらんぼ型というとわかりやすいかもしれません。 あ...
紐房の数珠
- 2018/06/14
- 08:18

紐房の数珠は正絹組紐で通し角4つだたみで編みます。 2色以上使うときは色の薄いほうで主玉を通します。 ボサから下に正絹組紐がでたところに、さらに正絹組紐を足して編みます。 この時一度結びますが、縦結びにしないと結び目が曲がってしまいます。 仕上がりが机に置いたときに結び目が曲がっていたはだめです。 また、網目を触った時にカチカチになるくらいしっかりしめましょう。三色の時は中央に薄い色、その横は中間色、横...
本式数珠の修理
- 2018/06/13
- 15:47

本式数珠を一から作るとなると大変ですが、中糸の交換だけでしたらできます。 略式の場合は、中糸が切れると全部やり直さないといけませんが、本式の場合は、下がりの部分は別に作るので自分でも交換できるのです。 数珠の修理となると材料費の他に工賃などで3,000円以上かかります。 自分でできれば紐代だけで済みます。 写真の白い部分は裏房の親玉の下にあたります。 順番に通していき、最後に裏房の親玉の下で結びます。 途中...
数珠用ののり
- 2018/06/12
- 11:09

数珠の修理で多いのが、中糸の交換です。 法事やお葬式は慣れないこともあり、数珠を持っていると緊張します。 汗や汚れた数珠をそのままにすると中糸は痛みやすいです。 汗や汚れを拭くことで数珠は長持ちします。 中糸が切れても房は大丈夫ということもあります。 そういう場合は、房の中で巻いてる軸糸をうまく外して中糸を交換します。 外した房はまた付けます。 そうすることで房と中糸を交換するより修理代は安く済みます。 ...
数珠を大切にする
- 2018/06/11
- 08:32

書籍には数珠は敬虔(けいけん)な法具で、冥加(みょうが)があります。と書かれています。 敬虔は神仏を深くうやまい仕えるさま。 冥加は気が付かないうちに授かる神仏の加護。恩恵。 壊れたので修理しようと店の人に相談したら直すより、買った方が安い、と言われたという話をよく聞きます。 確かにお店では千円以下で購入できる数珠もあります。 修理で一番多いのは、祖父母の数珠を孫に譲り受けるというケース。 数珠を大切にする...
梵天房
- 2018/06/10
- 10:40

梵天房を使っているうちに糸がでてくることがあります。 抜いているうちに糸がほどけてきて壊れてしまった、という話を聞くことがあります。 出た糸は抜かずに、はさみでチョキチョキ切ります。 梵天房は作るのが大変です。 太い糸で作るときれいな丸になりますが、細い糸で作っているので丸くするために本数もたくさん必要になります。 梵天とは、非人格的で中性的なブラフマンが次第に擬人化されて登場した、ヴェーダ時代後期を...
数珠のイベントで使うビーズ
- 2018/06/09
- 08:39

ビーズ屋さんをしていたころはアクリルビーズと言っていました。 今は数珠パーツ屋さんなのでみんなが馴染みの言葉で使っていますので、プラスチックビーズといいますね。 ※プラスチックビーズというと名前のことであとから細かい指摘を受けることがあります。ご了承してください。 透明なビーズを工場で染めてもらうのですがなぜか毎回色が違うんです。 例えば黄緑を作るときは黄色と緑を混ぜます。 その配分は毎回違うので、色が...
弟子玉と浄名
- 2018/06/08
- 09:07

弟子玉と浄名という名で売られていないため、どの玉を使っていいのかわからないというご質問いただきました。 弟子玉と浄名は、主玉より小さい目の玉で穴は大き目のものを使います。 引越糸という極細の糸を何本も通すため穴が大きめのものを使います。 つゆ玉から下を太くするにはどうしたらいいのですか、という質問もいただきます。 これは糸をさらに足して編むため太くなります。 弟子玉には5から8ミリ玉を使うことがあります...
緑壇
- 2018/06/07
- 08:05

緑壇は空気に触れると緑色に変わります。 買付したときは白または茶色でも緑色に変わるものだと思っていました。 でも、数珠によってはなかなか色が変わらずどうしてかと疑問に思っていました。 今回の買付では店の人にそのことを聞いてみました。 3年たった木と5年たった木とでは違う、木の中心と外側の木とでも違う。らしい。 アクセサリーや数珠を作るお客様は緑色になったものを好みます。 今回は緑色のものを購入しました。 ...
花奇楠
- 2018/06/06
- 09:50

新しい商品買い付けてきました。 実は栴檀を探していて写真を見せたところ「これは花奇楠」というものだそうです。日本の表記が間違っているとも言われましたので、花奇楠もしくは奇楠沈香という名で販売しようと思います。木の数珠を扱っている会社に何社か聞いてみましたが花奇楠と言われたのでうそと思う。 写真で見ると栴檀の実は空気が抜けたフットボールみたいな形をしている。 もしかしたらこの栴檀の木を数珠にしているの...
五大力念珠
- 2018/06/05
- 10:26

クリーマで販売している五大力念珠が売れましたので新たに作りました。 五大力念珠は、お店で置いてあるところは少なく、京都の醍醐寺に売られています。 五色の紐を通し、編んで作る念珠です。 山に行かれる方などに、人気の数珠です。 【数珠教室、体験講座、ワークショップ】6月22,23日 名古屋 ハンドクラフトフェア D-166月30,7月1日 名古屋クリエーターズマーケット J-57月7,8日 ハンドメイドジャパン 東京ビックサイト...